うす。高寺です。
日本人は学校でも家庭でもお金についてまったく学ばへんよな。
それは、学校教師・大学教授もサラリーマンだし、
また家庭においても、両親はその多くがサラリーマンだから。
会社に行って、労働力と時間を提供してその対価として給料を得る。
それさえ毎日のルーチンとしてやっていれば、生きてこれたから学ぶ必要なんかない!
って考えてる。
だから、その子供も、お金の稼ぎ方・増やし方・守り方・使い方なんて、誰からも教わらへん。
自分で本を買うなり、ネットで調べるなり、なんらかの行動を起こさない限り。
つまり、普通に生きてるだけじゃあ、まず学ぶ機会がないのが「お金」について。
けど、それヤバくないか?
お金についてなんも知らんまま、アルバイトやサラリーマンとして働きに出たり、
お金の知識レベルでは、「お金を貯める=銀行に預ける」くらいってヤバいと思わへんか?
金融の仕組みも知らんままに、「周りの新婚夫婦が買ってるから」と自分もマイホームを
35年ローン払いで、なんの疑問も持たずに買っちゃうってヤバいと思わへんか?
お金についてしっかり学ぶことは、自分の働き方をも変え、結果的には自分の生き方も変えることにつながる。
お金に対する価値観を変えれば、会社員として給料をもらって生きることが、長い人生でどれだけ大損こいてるのか、
バカを見ているのがわかるから。
「お金に価値がある」とか思ってるのなら、マジ致命傷。
お金の仕組み・歴史を学べば、そんな発想は出てこぉへんはず。
てことで、しっかり、学んでくれ。
紙幣ができる以前のヨーロッパの人々は、王様が発行する金・銀・銅の硬貨や延べ棒で、物の売り買いをしててんな。
中でも最も価値の高い金貨や金の延べ棒は商人やお金持ちが持つもので、庶民の間ではあまり使われこおへんかった。
普段のやりとりは、銀貨で済まされてんな。
金は、柔らかいのですり減って価値が落ちたり、盗まれたりする危険性ああるうえに、
持ち運びにも不便で、商人やお金持ちにとっては、悩みの種やったわけ。
そこで、お金を持っていた人々は、当時、立派な金庫を持ってた
ユダヤ人の金庫番に自分の金を預け始めた。
金を預かった金庫番は、証書を持ち主に渡した。
金1ポンドを預けた人には、「金1ポンド分」と書いた証書を渡すというように。な。
そして、人々は自分の金が欲しい時には、預かり証を持っていけば、
自分の金を金庫番から受け取れるようになってた。
金を預けた商人やお金持ちにとって預かり証ほど便利でありがたいものはなかったわけよ。
大事な財産を預かってもらう安心感はもちろん、預かり証は取引にも実用的やった。
紙やから持ち運びも便利やし、金のように盗まれたり襲われたりする心配が少ない。
だから、商人やお金持ちの間では預かり証による取引が広まっていったわけ。
これが、紙幣の始まりやな。
金の預かり証が商人の間で多用されるようになって、お金持ちも必要な時以外は、
自分の金を金庫に預けたままとなるわけやんか。
ある時、金庫番は気付いたんよ。
「人々が自分の金をたまに引き取りに来ることはあっても、金庫が空になることはない。
金の出入りに多少のばらつきはあっても、常にある程度の金が金庫の中には眠っている・・
「ん?」
「この手元の金を使って、何かいい商売ができひんか?」
「あのお金持ちや商人たちが、すべての金を引き取りに来ることはないよな。」
「だから、他人の金を元手に内緒で預かり証を発行したところでバレるはずがない・・・!」
こう考えて、金庫番は金庫にあるよりも多くの預かり証を発行して、人々に貸し出すようになった。
アカンやん!って話やけど、これが金庫番が銀行家になった瞬間やな。
つまり、コイツらがやってることって、ただのインチキで詐欺なわけ(笑)
けど、銀行家にとって、預かり証をタダで人に貸してもなんのうまみもないやんか。
そこで、銀行家が考えたのは預かり証に「利子」を付けて貸すこと。
利子ってのは、お金を貸す代わりに受け取る対価。
当たり前やけど、貸し出すお金の量や時間が増えるほど、利子も増える。
借りる方がたくさん借りれば借りるほど、また長く借りれば借りるほど、返す時に多く返さなアカン。
一方、貸す方にしてみれば、貸せば貸すほど儲かる。
銀行家は、財産を雪だるま式に増やせるってわけ。
銀行家にとって、この考えは素晴らしい発明やったよな。
けど、これ、根本的におかしいやろ?(笑)
紙のお金なんて放置してても絶対に増えへんのに、それに利子がついてるんやで?
ほったからしで総量が増えるものに、利子がつくんやったらわかるけど、
放置で増えへんものに、なんで利子がつくんやと(笑)
けど現在では、利子の存在が当たり前のようにまかり通ってて、
経済の規模が複雑で大きくなっているから、この根本的な矛盾にはまぁ気づかへん。
学校でも家庭でも、教えてくれへんしな。
もちろん、借金に利子がついてるからこそ、経済は回ってるんやけどな。
けど、結局そのへんに出回ってるお金なんてインチキなわけ(笑)
けど、そのへんの町の人間に貸し付けても、たかが金額は知れてるわけやんか。
だから、次に何したかって言うたら、お金持ちの王様に貸し付けたわけ。
そっちの方が、たっぷり利子で儲けられるからな。
どこの国の王様も、戦争をする時には武器や兵士を集めるために軍資金が必要やから、
戦争をするたびに銀行家から大金を借りるようになったわけ。
だから、戦争ってのは、銀行家にとって一番うまみのあるビジネスなんよな。
これは、今でもそうやで。
だから、残念やけど、世界から戦争ってのはなくならへんな。
中世ヨーロッパにおいては、王様のお抱え銀行家が戦争資金で貸し出す時の基本は倍返しやったと言われてる。
王様が戦争をするたびに銀行家の資産は倍々に増えていったわけ。
そうこうしているうちに、一気に財力をなした銀行家は、王様と対等な付き合いができるようになり、
やがて自分の子供たちを王族の人間と結婚させて、銀行家はいつの間にか貴族の仲間入りを果たすようになったというわけ。
けど、お金持ちになって貴族の仲間入りを果たした銀行家にも、心配なことがあってん。
それは、町の人々が一気に自分の金を引き取りに来ること。
もし、そうなれば、人の金で勝手に預かり証を貸し出して、商売をしていたことがバレてしまうからな。
ってことで、銀行家は親しくなった王様に相談して、
金庫の中で眠っている金よりも多くの預かり証を発行してもよいという正式な許可を手に入れて、
架空の預かり証を印刷する権利を手に入れてしまったというわけ。
くぅ~抜け目ないヤツ!(笑)
いくらでも紙幣を印刷する権利を得た銀行家にもう欲しいものなど無い!
そう思うかもしれへんけど、ヤツらはまだまだいくで(笑)
次に狙ったのは、人々の財産。
銀行家は、お金を貸す時に国王や人々との間に契約書を交わしてん。
その内容は、借り手の財産を担保として預かり、もし借金を約束の期限までに返せなければ、
土地や家、お店、会社、などを取り上げるという約束である。
紙切れを貸すだけで、財産がまるまる取れるかもしれない。
けど、これは完全に勝てるゲームやで。
なぜなら、彼らには、「利子」があるからな。
町の人々の間から、必ず返せなくなる人が出てくる。
それあらかじめ見越して、どんどんお金を貸していったわけ。
もちろん、貸す時には、担保を取って。な。
案の定、期限までに借金を返せない人々が出てくると、銀行家は容赦なく、彼らの財産を取り上げていった。
家や土地、お店などはもちろん、宝石、服、家具など取れるものが無ければ、
生活に必要な日用品まで、価値のあるものなら何から何まで取り上げていったわけ。
国税よりエグいわ(笑)
国税でも日用品はとっていかへんからな。
けど、この銀行の仕組みは今でも続いてるんやで。
合法的な詐欺としてね。
銀行のおかげで得をする人間ってのは、借金をすることで事業を回すことができる人間と銀行家なわけ。
けど、多くの人間は、返せる見込みのない借金をしたり、周りの人間に流されて、「マイホームが欲しい!」とか考えて、住宅ローンに縛られれて、馬車馬のように一生に渡って働き続けなければアカンわけ。
・・・アホらしくないか?
架空の利子と架空の預かり証から始まったのがお金・銀行の仕組みやけど、
最初からインチキ・まやかしやってことがわかったやろ?
だから、お金に価値があるなんて考えてたらダメなわけ。
今すぐ、マインドセットを変えないといけない。
なぜなら、そのまま食われ続けるだけだから。
俺たちは、お金に仕えて使われたままで終わるんじゃなくって、逆に、お金を操る立場になるべきなわけ。
会社組織なんかにお金も時間も情報も感情も搾取されて、人生棒に振ってる場合じゃない。
いつでもお金が生める、いつでも人に喜んで進んで動いてもらえる、
そんな価値ある人間になるために、今ここから行動する必要がある。
そのために、まずはお金の悩みから解放されるために、
なにもない現状から自分のビジネスを持つ(「0⇒1」)必要があるわけよ。
ハイ!てことで、続きを見よか。