うす、高寺です。
前回の記事で、一応詐欺ではないんやけども、「実質的には、詐欺やんな」ってものとして、銀行が紹介する投資信託商品は買ったらアカンで。ってことを書いた。
今回も、同じように一応は合法やねんけども、「結局は詐欺やん!」っていう外貨預金について書いていくで。これも絶対に買ったらアカン商品や(笑)
外貨預金っていうのは、円をドルとかユーロとか外貨に変えて置いておくことやな。
で、なんで、銀行はこれをすすめてくるんか?ってことやけども、外国の金利は日本よりも高いからやねんな。
日本は年利0.01%やけども、アメリカドルは年利2%、豪ドルやったら1.5%ってな感じで、「日本円で預けてても、お金は増えませんから、外貨預金しませんかー?」ってセールスしてくるわけや。
けど、外貨預金っていうのは、お金を増やす、つまり投資・・ではない!んよな。その理由を説明していくで。
1 為替手数料が高すぎる
円からドル、円から豪ドル、なんでもええけど、両替手数料が高い。ここで思いっきり、損してしまうねん。
仮に1ドル100円やったとしよう。100円預けたら、1ドル外貨預金になるはずやけども、実際には、0.99ドルになるんよな。なんでかって、為替手数料がかかるからや。
ドルは基軸通貨でメジャーな通貨やけども、もっとマイナーな通貨やったら、もっと手数料がかかるから、金利は確かに高いけども、思いっきり損してしまうねん。
まぁもしかしたら、「0.1ドルくらいええやん!」って思うかもしれへんけども、為替手数料は1回だけじゃなくって、結局は円で買い物したりするわけやから、円からドルに変えて預ける時と、ドルから円に換えて、実際に買い物したりお金を使う時と、二重に手数料がかかるんやわ。
無駄やろ?
2 増えた金額に税金がかる
仮に、ドルの外貨預金をしたとしよう。そやな・・・1万円にしようか。円からドルに切り替える時に、為替手数料がかかるから、実際には、9900円になるわな。
これに毎年2%がつくから、198円増えることになるわな。けど、この増えた分には、20%の税金がかるねん。だから、実際にもらえるお金は日本円で159円。
さらに、この金額をドルから円に切り替えるタイミングで、再度、為替手数料がかかる。じゃあ1年預けても、実際には、もともとの元本1万円以上にすらなってへんってことになるねん。
金利2%っていう数字見たら、「日本より高いやん!」ってなるけど、実際には、率、悪いよな。
3 為替リスク
円高ドル安、円安ドル高は誰にも読めん。つまり、円で預けてる感覚でおったら、レートの関係で大損ぶっこく恐れは十分にある。ってことや。
4 銀行に金利が抜かれる
日本の銀行でアメリカドルを預けると金利1%やけども、実際のアメリカの銀行では金利3%ついたりするねん。つまり、この間の金利分を銀行は知らず知らずのうちに、抜いてるんよな。
5 ペイオフがない
例えば、日本やったら、普通預金1000万円までやったらペイオフ、つまり預金保護がされるけども、外貨預金にはそれがない。つまり、保証はされへんで。ってことな。
ってわけで、外貨預金でお金を増やそう!って銀行担当者は言うてくるけど、全然増えへんからなw騙されたらアカンで。
ただし、つみたてNISAやらiDecoといったインデックス投資を筆頭に、外国に投資することそれ自体は進んでやっていくべきやで。外貨預金はその限りではないってことやな。